内蔵山の紅葉

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内蔵山の紅葉が美しい理由

 内蔵山の紅葉が美しい理由
1. 昼夜の気温差が激しい。

内蔵山は南部内陸地域という地理的な特性から1日の昼夜の気温差が激しい地域です秋になると樹木は光合成により葉で生産された糖分が幹に移動できないよう葉の根元に離層という組織を作り出し、物質の移動を妨げます。これにより光合成で生産された糖分は葉にたまり続け、この糖が葉を赤くするアントシアニンの元となります。秋になり気温が低くなるとクロロフィルという緑色の色素が分解され始め本来葉の中にあった黄色い色素であるカロチノイドが表面に出てくることで葉が黄色に染まり、赤い色素であるアントシアニンに変わると赤くなりますが、。1日の気温差が激しいほどこの過程はより活発になり、美しい紅葉になるとされています。

2. 日照時間が長い。

内蔵山は周辺に高い山のない平野地帯であるため、日照時間が長く、樹木が日光を浴びる時間が長い地域です。日照時間が長いほど樹木は光合成量が多くなり、葉の中の糖分も増え、赤い色素をより多く生産することができます。

3. 紅葉になる樹木の種類が多様

内蔵山が紅葉の名所とされる理由に紅葉の種類が豊富なことが挙げられます。内蔵山には11種の紅葉があり、雪岳山(6種)や智異山、五台山(4種)と比べてもその種類が多いことがわかります。